正しい手のフォーム
2014年5月1日
正しい手のフォームで弾くことは、上達の近道です!
小さいお子様でピアノを始めたころは、指を伸ばして弾いたり、手のひらに力を入れて弾いたりなど、手のフォームがばらばらなことが多いです。
手のフォームが定まらないままで練習を続けると、癖になり、腱鞘炎の元になることもあるので、注意が必要です。
正しいフォームは、よく卵をつかむようにとか、
弾いているときに卵が一個入るようにといわれます。
ひざ小僧に手をのせた形、といってもいいかもしれません。
そして、肩、腕の力は抜いて、脱力します。
よく最初にいうのは、手の中に卵が入るような、丸い手の形で弾くこと。
でも、小さい子は卵だと大きすぎるので、猫の手みたいにねーというときれいなフォームを作ってくれやすいです。
また、ここでよくやりがちなのが、手首を高くしてしまうこと。
手首を高くすると、また指が伸びて変なフォームになるので、手首は平らにして、力を入れないようなフォームを気を付けてみてくださいね。
特に小さいお子様は、指が届かないからと伸ばして弾いてしまう子がいますが
少しずつ調整して、きれいな手の形で弾けるようにするのがいいですよ。
きちんとしたフォームで弾くと、指の筋肉がきちんと鍛えられるので、練習曲も、ずっと効率的になります。
このフォームに慣れてくると、脱力もしやすくなるので、オクターブや和音のパッセージも弾きやすくなると思います。
演奏のフォームってとても大事で、正しいフォームで弾けていたら、痛くなったりしないんです。
痛いのは、フォームに問題がある証拠なので、ぜひ相談してくださいね!
最近よくみなさんに言うのは、この写真みたいにしたときに、手の甲にやまができますよね。
そして、弾いていてどこかが痛いということは、力が入っているということなので、無理をせずに休んでください。
無理をすると腱鞘炎になることもあるので、ご注意くださいね。
正しいフォームで弾いていれば、腱鞘炎になることはないので。
ただし!
これはクラシックのフォームなので、クラシックピアノを弾く時や、早いパッセージを軽やかに弾く時に有効なフォームなんです。
ジャズやブラジル音楽を弾く時や、もっと特殊な音を目指しているときはまた変わってきます。
弾きたい音、音楽、ジャンルによって自由な形で楽しんでいきたいですね。
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