ピアノを弾くときに、緊張しないようになりたい
2017年12月18日
ピアノを弾くときに、緊張する!
レッスンのときに、「家ではうまく弾けていたのに、レッスンだと弾けない」
発表会など人前で弾くときに緊張する
とおっしゃる方がいます。
緊張しないようになるには、どういう練習をしたらよいのでしょうか?
私も、小さい時からすごく緊張するタイプで、本番になるとドキドキして弾けなかったり、失敗することもよくありました。
でも、演奏のお仕事を頂くようになって、色々なところで弾くようになってから、直前はやはり緊張感はありますが、本番は楽しんで弾けるようになりました。
緊張しないで自分の本領を発揮するには、いくつかポイントがあると思います。
十分練習した!と思えていること
まず一つは、「十分練習した!」と自分で思えているかどうか。
練習不足かどうかは、おうちの人や先生が見ていても見ていなくても、実は弾く自分がいちばんよくみているし、わかっています。
練習できていないと思うと、自信がなくなり、それだけでひけなくなります。実力があってもです。
だから、まずは自信を持っておくこと。
自身を持てるくらい、練習しておくこと。これは本当に大事です。
イメージトレーニング
一曲を弾ききるイメージトレーニングをしてみましょう。
暗譜(覚えて弾くこと)で弾くのなら、楽譜なしで最初から最後までイメージだけで弾いてみます。
本番直前だけイメージトレーニングして、できないと余計緊張するので、普段からやっておくといいです。
ちょっと不安になるところがあれば、楽譜で確認しておくこと。
そして、練習のときにクリアにしておきます。
イメージトレーニングのときの脳の動きと、実際にそれをしているときの脳の動きがほとんど変わらないそうで、アスリートなどもオリンピック選手などになると、普段の練習の他に、かなりきちんとイメージトレーニングを取り入れているそう。
ぜひトライしてみてくださいね。
一日一回、本番の練習をする
例えば教室で、発表会の前には、よく拍手からおじぎ、そして最初から最後まで先生も遠くにいて、1人で弾ききるという練習をすることがあります。
レッスンにくることも緊張するし、普段のレッスンと違って、本番ぽい雰囲気でやることで、自分が本番のつもりになるのでより本番に近い心境で弾くことができるからです。
一日に一回でいいので、本番のつもりで弾ききる練習をしておくと、本番のときに「あの練習と同じに弾けば大丈夫」と思えて、緊張しなくなってきますよ。
誰かのために、弾く
これは、ちょっと高度かなと思うんですけど。
みんなができるようになったらいいなと思って書きますね。
そもそも、例えば人前で話すのが緊張するとか、プレゼンするのが緊張するとか、それは自分に気持ちのベクトルが向いているからなんです。
そうじゃなく、ベクトルを自分でなく誰か聞いている人に向けてみてください。
その人に評価されるかどうかということじゃなくてね。
誰かのために弾くって思えることで、緊張はなくなっていきます。
自分が演奏することで、だれかの気持ちがやすらいだらいいな。
みんなに喜んでもらいたいな。楽しんでもらいたいな。
そう思うと、緊張している場合じゃなくなってきます。
音楽って、楽しいものなんですよ。ホントは!発表会とか特にね!
だってみなさんもライブも楽しいから行くでしょ?音楽って楽しいものなんです。
発表会にチャレンジする間に、そういう感覚になってくれる人が増えたら、世界が変わると思うんだけどな〜。
草の根運動だけど、頑張りますw
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