絶対に本番で成功させるために その3 練習するときのコツ(発表ジャンル別)
2017年11月3日
本番を絶対に成功させるためのシリーズ、その3です。今回はもう少し具体的な練習について書いていきます。
まだ読んでいない方はこちらもどうぞ。
絶対に本番で成功させるために その1
絶対に本番で成功させるために その2 心構え
本番、といっても、色々なケースがありますね。
色々な分け方ができると思いますが、練習の仕方の観点からすると、すべての本番の舞台は大きく2つに分かれます。
(1)1人で弾く(ソロ演奏)のか、(2)誰かと一緒に弾くのか。
Contents
まず、自分の本番がどちらのタイプなのか、考えてみましょう。
例えば、結婚式の余興としてピアノを弾く、だったら(1)ですね。でも、それがもし、歌の人の伴奏としてだったら、(2)になりますね。
合唱コンクールの伴奏だったら、もちろん合唱と一緒に弾くのだから、(2)。
2人で連弾をするのも(2)。
本番を控えている人は、自分の本番がどちらのタイプなのか、わかりましたか?
1人で弾くなら、率先して人前で弾こう
1人で弾く場合に、問題になるのは、誰かの前で弾く機会がすくないことです。
練習は1人でもできますが、本番の練習になるような機会を自分で作って、誰かに聞いてもらう機会を増やしましょう。
レッスンにいくなら、レッスンを本番だと思って練習するのもいいですよ!
家族と住んでいる方は、きちんと聞いてもらう機会を作ってみてくださいね。1人で弾くだけと、全然感じが違いますよ。
1人で弾くのと、誰かと弾くのでは、大きく違う。
ソロだったら、1人で演奏しておくのが大事ですが、(2)の誰かと弾くというパターンでも、日々の練習は1人ですよね。
他の楽器、もしくは歌が「こうくるだろうな」という前提のもとに弾いて練習することになります。
これって、スポーツに例えるとわかりやすいと思うのですが、例えばテニスやバドミントンで、ダブルスで出場するのに、練習はいつも1人でやっている、みたいな感じになるわけです。
そう考えると、いきなり2人で合わせるのは、ちょっと大変そうなのがわかりますか?
1人では簡単に弾けていても、いざ合わせるとなると、弾けなくなることが多々あります。
それは、合わせるときは1人で弾くときと違う脳の使い方をするから。
例えば、相手のメロディを聴いたり、ちょっとしたリズムやテンポの揺れを合わせたり…。
また、その曲をどう仕上げたいかという意思確認がきちんとみんなでできていて、共有していることも大事です。
盛り上げる箇所をお互いが把握していないと、どちらかで引っ張ることはなかなか難しいです。
なので、一緒に演奏する人(たち)と、きちんと意思疎通が取れていて、できればリハーサルを何回かすることをおすすめします。
リハーサルまでに、自分は仕上げる。
そして、リハーサルまでに、自分の演奏は完璧に仕上げること。
練習のときに、相手のパートのメロディをある程度把握して、どこで合わせるか、どこで盛り上げるかをイメージしておくことも大事です。
なので、本番を控えた生徒さんとのレッスンのときは、別の楽器のメロディを覚えてもらえるように、私が弾いたり歌ったりしながらすすめていきます。
そうすると、いざ合わせたときも相手のメロディにびっくりせずに演奏しやすくなるんです。
もし、理想としての音源があるなら、それに合わせて練習するのもいいですよ。
本番では、思いもよらなかったことをすることがある。
本番では、今まで弾けていて、気づかなかった自分の弱点が、ぽろっと出たりします。
でも、ある程度やっていると、そういうことがあっても自力で乗り切れるんです。
合わせの練習をしておくのはとっても大事ですよ〜!
さあ、次はイメージトレーニングについてです。これ、結構大事なので、ぜひやってみてくださいね!
絶対に本番で成功させるために その3 練習するときのコツ(発表ジャンル別)
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