Piano Adventure(ピアノアドヴェンチャー/ピアノアドベンチャー)シリーズは日本のピアノ教育で通用するのか?

Piano Adventure(ピアノアドヴェンチャー)シリーズは日本のピアノ教育で通用するのか?

ピアノアドヴェンチャーシリーズの今までの日本の教材との違い

まず、見たことのない方へ、ピアノアドヴェンチャーはこんな教材です。
日本の教材では、どんなものも最初はド。
でも、こちらは、絵楽譜のような形で進んでいき、最初は黒鍵から入ります。

ピアノアドヴェンチャーのAが一冊終わっても、まだ楽譜は出てきません。

英語に親しみたい向け、英語版テキスト

どうでしょう。
日本の教材に慣れている方、自分が最初からドレミ・・・という楽譜で習った方はちょっと不安に思うかもしれませんね。

 

日本の教材はリズムに弱い?

私見なのですが、日本の教材はリズム感の育成がかなり弱いと思っています。

難しいリズム、例えばポップスで出てくるようなのりのよいリズムは、初心者の教材には出てきません。

みんな、カラオケでは楽しく歌えているのに、ピアノだと弾けないことになっています。
これは、不思議ですが、教えてみるとたしかに教えにくいので、初心者の教材にいれにくいことはわかる気がします。

 

初期のうちから、色々な知識をまんべんなく学ぶ

このピアノアドヴェンチャーシリーズでは、最初のほうからいろいろなリズムが出てきます。
CDもついていて(アプリもあります)、色々なジャンルを取り入れた歌を聞きながらすすめていきます。
これを1冊やってみると、楽譜はまだ読めませんが、リズム感、感情表現、自由なポジションをいききできる柔軟さなど、日本の教材からは学べないことをたくさん習得できてきます。

ただし、本当に楽譜がでてこないので、一冊おわっても楽譜が本当によめない。
また英語の教材を使うとドレミとABCがわからず混乱する子も出てくるので、すすめるときに子どものフォローが必要です。

ただし、このレベルにしては移調が強くなる子が多いです。
ピアノアドヴェンチャーにかぎらず、アメリカ発の教材は黒鍵からはじまり、移調を推奨する傾向がありますが、ここから学ぶことでポップスやジャズに移行しやすいのかなと思います。

結構高度なことが最初のうちからたくさんでてくるので、一度に全部わかろうとするのではなく、ゆっくり身につけていくことが大切と思います。

ピアノアドベンチャーを楽しく使う

楽譜がでてこないことであせって楽譜を無理に覚えさせるのではなく、ピアノアドヴェンチャーに使われているリズム、歌、表現などを楽しく使っていくことが大切なのではないでしょうか。

楽譜がよめなくても、音を聴いてコードをみればピアノは弾けるという人もたくさんいますし、そういう感性を育てるきっかけにもなったらいいなと思います。

どうしても「ピアノ教育=曲集を弾きまくる」という傾向が強い日本のピアノ教育の中で、まったく違う方向性の教材ですが、うまく使っていくことで、今までよりも子どもの感性を育てられるようになりますよ。

お子様が2歳もしくは3歳になったばかりで、まだピアノは早いかもしれないけれど音楽教育を考えているというご家庭にも、この教材はおすすめです。
まだ2歳だといきなりこの曲は難しいかもしれませんが、聴いていれば曲は少しずつ歌えるようになるかも。
みんなで楽しく音楽を聴いているだけでも、身について来ると思いますので、ぜひ見てみてくださいね。

英語のほうが、よりリズムにのれて、楽しいです。
英語も勉強させたい場合は、音だけ英語で聴くのもいいかもしれません。

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