ピアノのレッスンと同時に「ソルフェージュ」のレッスンもやるほうがいいの?
2021年12月16日
ソルフェージュのレッスンをしたほうがいい?
最近は、保護者の方もとても熱心で、いろいろなWEBサイトやブログなどで、ピアノレッスンに関する情報を集めていらっしゃいます。
特に、保護者の方はピアノを習っておらず、お子様だけレッスンを受けている、というケースでは、自分でよくわからない分、たくさん調べていらっしゃる方が多いです。
その中でよく聞かれる質問が、「ソルフェージュのレッスンをしたほうがいいですか?」というご質問です。
ピアノ教室カノンでも、一時期ソルフェージュのレッスンを対面で行っていたことがありましたが、グループレッスンの時間を合わせるのが難しく、今は対面では行っておりません。
オンラインレッスンでは対応していますので、ソルフェージュのレッスンを受けたいという方はそちらで対応させていただいています。
ただ、「ソルフェージュ」は、通常のピアノのレッスンの中にたくさん含まれていることが多いので、ご案内する前に、どういう点が気になってソルフェージュのレッスンをしたいのかを聞かせていただくようにしています。
そもそもソルフェージュって何?
ソルフェージュをwikiで調べると、こう書いてありました。
ソルフェージュ(フランス語: solfège)とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことである。類義語にリトミックがあり、どちらも広い意味においては音楽を学ぶ者すべてがその専門にかかわらず修めるべき基礎訓練全般を指すが、リトミックは体の動きと音とを結びつけたリズムを中心とした訓練を指すのに対し、ソルフェージュは楽譜を中心とした音楽理論を実際の音に結びつける訓練を指す。これらの訓練を通じて得られる能力、特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれる。wikipediaより
楽譜などの音楽理論と、音を結びつける訓練、ということですね。
ピアノのレッスンをしていると、譜読みをしながらやっていくことになるので、ソルフェージュのレッスンがピアノのレッスンに含まれる、と言ってもいいと思います。
通常、ソルフェージュというと何を指すのかというと、だいたいこんな感じかなと思います。
・楽典(音楽理論、音符の長さ、強弱記号、楽譜に使われる記号を覚える、調性や和声の進行についてなど)
・聴音(聞き取って、楽譜に書く)
ー旋律の聴音、リズムの聴音、和声聴音
・新曲視唱(初めて見た楽譜を弾かずに歌う)
音大のソルフェージュの試験も大体そんな感じです。
その中で、ソルフェージュの基本として、小さいお子様に特におすすめなのは、ドレミで歌うことなのではないかなと思っています。
なので、よくレッスンの中で一緒に曲を歌って確認したり、リズムを手で叩いたりすることがあると思うのですが、それがもうソルフェージュになっているわけですね。
楽譜を読むのが苦手な子にはソルフェージュは有効?
楽譜を読む力をつけるには、たくさん楽譜を読む練習をしたほうが良いので、レッスンの他に別のワークブックをおすすめしています。
教室でよくおすすめしているのは、こちら。
レッスンの時間は30分と短いので、こちらのワークブックを宿題として出して、おうちでやってきてもらい、教室では丸つけをしています。
算数の計算練習や、国語の漢字の練習と同じで、楽譜も何度も読んでいると読めるようになっていきます。
こういうワークブックをやっていると、自然に早く読めるようになるし、先生側としても、どこでつまづいているのかがわかります。
ワークブックでは読めているのに、ピアノの前では急に読めないという子もいます。
でも、そういう場合も、ワークができていればちゃんと読み方はわかっているので、落ち着いて一緒にやっていくときちんと読めたりします。
楽譜をしっかり書けるようになるには、聴音は有効
聴音が難しいのは、音を聞くことより、聞いた音符をきちんと楽譜として書くことじゃないかなと思います。
楽譜をきちんと書けるようになるには、聴音のトレーニングと、楽譜の書き方のトレーニングをしっかりやるほうが良いので、そのためには、ピアノとは別にソルフェージュのレッスンをしたほうがいいかもしれません。
ただ、それも、段々と難しい曲を弾くようになってくると、自然に楽譜も難しくなるので、ピアノの練習をしていくことでレッスン内でも十分フォローできるのではないかなとは思います。
小さいうちからきちんと楽譜を書く必要はあまりないんじゃないかなと思うのですが、どうしても必要な場合は、お気軽にご相談くださいね。
絶対音感をつけるには、ソルフェージュ?
絶対音感をつけるには、ソルフェージュをやったほうがいい、絶対音感専門のトレーニングをしたほうがいい、と思っていらっしゃる方もいるようです。
ピアノを小さいうちから習って日々練習していれば、自然に絶対音感は普通はつきます。
・・・私はつきませんでしたがw
でも音大のピアノ科の子は絶対音感の子が多いです。
私は、「絶対音感」はありませんが、ピアノの音だったら大体わかりますし、よくいう「耳コピ」も問題なくできます。
絶対音感は、ガチャ、みたいな音とか、ピアノをジャーンと手で鳴らしてもどの音かわかる、みたいな感じと思いますが、私はそこまではないです。
また、絶対音感があると、他の移調楽器を演奏しにくくなるケースもあり、絶対音感がつけばいいというものでもないです。
教室では、絶対音感のトレーニングはやっておりませんが、普通に毎日ピアノを練習していたら、大体必要な音感は身につくのではないかなと思います。
逆に絶対音感のトレーニングをすれば絶対音感が絶対つく、というものでもないと思っています。
レッスンの時にお気軽に先生にご相談ください!
それでも、やっぱり心配だな、と思うことがあれば、ぜひレッスンの時に先生にご相談ください!
レッスン内でもできるソルフェージュもたくさんあるので、その子に合わせてどんどん取りれていけますので、ぜひ心配なことなどあればお気軽にご相談くださいね!
別レッスンでも、オンラインでソルフェージュは30分レッスンを月2回6000円にて行っています。体験レッスンも可能ですので、ご検討くださいね。
体験レッスンはこちらから
関連記事
ピアノを始めるときにやってもらいたいこと3つ
小さなお子様がピアノを始めるとき、何をしたらいいのかなと不安に思うことはありませんか。
ご両親のどちらかがピアノをやった経験があれば、なんとなく心...
4歳&大人の生徒さんのご入会ありがとうございます!
土曜日のレッスンに先日体験レッスンにいらした方がお二人ご入会されました。
ありがとうございます!これから一緒にピアノを楽しんでいきましょう! お一人は、4...
ひとりでピアノのレッスンに行くのは、何歳から?
ピアノ教室カノンの対面レッスンでは、保護者の方のお付き添いは必須にしておりませんが、生徒の皆さんをみていると、付き添いのパターンは3パターンあります...