楽譜に「ドレミ」や指番号を書いたらダメ?
2014年10月8日
ただその一方で、「音名を書かないでください」「指番号をみて弾かないで」と指導する先生もいらっしゃると思います。
この意見の相違には、両方にポイントがあるんですね。
私は、その人が何を求めているかで、音名を書いていいときと、書かないほうがいいときがあると思います。
ドレミを書かないほうがいいとき
これから音階を覚えていきたいとき
たとえば、小さなお子様がこれからピアノを少しずつ勉強していこうというとき。
であれば、音名は書かずに、少しずつ楽譜に慣れていくほうがよいです。
最初は読めなくても、お子様の練習用の楽譜はドやレだけから始まり、少しずつ音が増えていくので、いちいち音名を書かなくてもできるものが多いんですね。
ひらがなやカタカナがわかるようになると、つい書きたくなるという子もいます。
どうしてもかいたほうが練習がしやすければ、最初は書いてもいいので、鉛筆で薄く書くようにして、わかるようになったら消しゴムで消していきましょう。
このあたりは、その子の成長過程にもよるので、ぜひピアノの先生と相談していってくださいね。
指の番号=ドレミと覚えないように気をつけよう
そして、気を付けたいのは、指の番号でドレミを覚えてしまうこと。
こうなってしまうと、あとあとたいへんなので、
こうならないように注意していかないといけません。
指の番号というのは、このようになっています。
1の指=親指
2の指=人差し指
3の指=中指
4の指=薬指
5の指=小指
これを、特に小さいお子様の場合、1の指=ド、2の指=レ・・・というように、番号=音名として覚えてしまうことがあるんですね。
これは間違いなので直さなくてはなりませんが、指づかいを気を付けて弾くことは大切なことなので、指づかいの番号を楽譜に書くことは私は賛成です。
練習しながら、きちんと音名で読んで覚えていっているか、都度確認していくことが大切です。
ちなみに、最初は指番号=ドレミ、つまり1=ド、2=レなどと覚えてしまうのはよくあることなので、そんなに気にしすぎずに、少しずつ調整していけば問題ないですので、安心してくださいね。
心配だったら、ピアノの先生とご相談することをおすすめします。
ドレミと書いてもいいとき
大人の初めてのピアノでどんどんすすめたい方はどんどん書こう!
逆に、お子様でなく社会人の方の場合は、私は音名を書いても大いに結構だと思います!
なぜなら、そうしたほうが確実に早く弾けるようになるから!
特に社会人になってからピアノを始めた場合は、音名を書いて早く弾けるようになるほうが数段楽しいです。
書かなくても早く覚えて楽譜を読めるようになる!という根性のある方は、もちろん書かないほうが早く慣れますので、書かないでチャレンジしてみてください。
でも自分の根性に少し自信のない方は、どんどん書いて、練習して弾けるようになってみてください。
弾けるようになってくると、少しずつ楽譜を読むことにも興味が出てきて、書かないでやってみようかなと思えるようになりますよ。
飽きっぽいお子さまにも
飽きっぽいお子さまや、どうしても何かの発表まで時間がないとき、練習時間が取りにくいなどは、お子さまでもドレミを書くようにすすめることもあります。
自分に合ったやり方でチャレンジしていきましょう!
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