ツェルニーってどんな人?
2018年8月24日

今日はみんなが練習しているツェルニー100番やツェルニー30番のツェルニーについてお話ししたいと思います!
ツェルニー100番のレベルですが、教室で主に使っているオルガンピアノの本4が終わり、ブルグミュラーと併用して使っています(^^)
指の練習や基礎を固めるのにとっても良い教材です。
ツェルニー100番
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ツェルニー30番
↓
ツェルニー40番
↓
ツェルニー50番
↓
ツェルニー60番
の順に難易度が上がっていきます。
ツェルニーってどんな人だったの?
ツェルニーの本名はカール・ツェルニー(Carl Czerny)といいます。
ツェルニーは1791年にオーストリアの首都で音楽の都とも呼ばれるウィーンに生まれ、1857年に痛風のため66歳で亡くなりました。
ツェルニーの家は音楽一家で、祖父はバイオリン弾き、父は教会オルガニストを務めていたたそうです。
3歳のころから父からピアノを習いはじめ、10歳のころ父親の友人の紹介からベートーヴェンの弟子になりました。ベートーヴェンのところで、約3年間ピアノを基礎から学びなおしたといわれています。
その後、ソナチネで有名なクレメンティといったこの時代を代表する作曲家からもレッスンを受け、演奏家として活動しました。ツェルニーはなんとリストの指導者なんです!あのすごい作曲家を育てたのはツェルニーだったのですね(^^)
ピアノ指導者や作曲家、音楽理論家という演奏家とは違った道へ興味が移っていきます。
ツェルニーが作曲した曲
ツェルニーは多くの練習曲を残したことで知られていますね。練習曲のほかにも、膨大な量の曲を作曲していまさ。
2手のためのソナタ 1番~13番
4手のためのソナタ 1番~3番
4手のためのソナチネ
4手のための「性格的で華麗な序曲」「華麗な大ロンド」
48の前奏曲とフーガ
このあたりがピアノの作品です。連弾の作品も作っていたことが分かります。
管弦楽曲としては大交響曲を2番まで、ピアノコンチェルトやフルートやホルンの器楽曲も数曲残しています。
このほか、ミサ曲として合唱曲なども作曲しています。
是非YouTubeなどで検索して聞いてみてくださいね(^^)
ツェルニーの効果
ツェルニーがベートーヴェンからピアノを学んだこともあり、ツェルニーの練習曲にはベートーヴェンの影響を受けているものが多いといわれています。
なのでベートーヴェンなどの古典派の作品を演奏するために必要なテクニックは、ツェルニーの練習曲を弾くことで身に付けることができるでしょう♪
ツェルニーの効果的な練習方法
① 片手ずつゆっくり丁寧に練習する
②細かい音符はリズム練習(スタッカート、付点で弾く、全部フォルテで弾く、全部ピアノで弾く等)
※ピアノで弾くときはただ弱く弾くのではなく綺麗に弱く弾いてくださいね!
リズム練習は難しいし手も疲れてしまいます…
がリズム練習をした後に普通に弾いてみるとすごく弾きやすくなるのが分かるかと思います!
ぜひ普段の練習に取り入れてみてくださいね(^^)
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